虐待対策「無料学習塾に児相の役割を」 キッズドア提案
(2019年6月11日 教育新聞)

貧困家庭の中学生や高校生向けの無料学習塾を運営するキッズドアが6月11日、都内で報告会を開き、渡辺由美子理事長が「これからの子供の貧困対策」について講演した。渡辺理事長は、相次ぐ児童虐待事件を踏まえ、無料学習塾が「通所型の軽度の児童相談所」としての役割を担える可能性を指摘。「行政と連携することがポイントだ。スタッフは日常的に子供や保護者とコミュニケーションをとっている。保護者の孤立感も軽減できるだろう」と話した。

報告会は、「子供の貧困対策における無料学習会のソーシャルインパクト評価報告」と題され、NPO法人のキッズドアが主催し、協力企業の内田洋行が新川本社ビルを会場として提供。教育関係者や支援者など約100人が参加した。

渡辺理事長は、無料学習塾は貧困世帯の情報収集の場になっていることも指摘。「そもそも奨学金や支援制度についての情報をキャッチできなかったり、募集要項を見ても保護者自身が理解できず応募できなかったり・・・・・

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