みなさんはご存知ですか?
1年間に約4万9千人の高校生が
中途退学している事実を。(※1)

 

高校の中途退学率(当該年度における全在籍生徒数に占める中途退学者数の割合)は全日制で0.8%、定時制で10.0%となっています。

つまり、全日制であれば125人に1人定時制であれば10人に1人が中途退学してしまうのです。これは実に深刻な数値です。

 

▷孤立化する若者たち

「中退後、進路についての情報を得る方法がわからない!」

学校というコミュニティを失うことで、教員や友人などの相談相手から仕事や公的なサポートを紹介してもらうといった機会も同時に失ってしまいます。

平成23年の調査で、中途退学者に「高校を辞めた後の進路で苦労したこと」を聞くと、「適切な情報を得る方法がわからない」が「その他」を除くと一番多いという結果が出ていることからも、中途退学した若者がその後の進路で相談できる人がいなくて苦労していることが分かります(※2)。

 

▷自立への困難

「中卒から、正社員など安定した職業に就くには、どうすればいいの?」

高校中退によって高卒資格を得ることができず、希望した職業に就くこと、そして安定した生活を築くことが困難になってしまいます。

平成25年の調査によると、最終学校卒業から 1 年間で正社員になれたのは、大学卒で78.2%、高校卒で60.1%なのに対し、中学卒は12.6%となっており、中卒の若者が安定した職業に就くのは非常に困難であるということがわかります(※3)。

 

このような課題がある中で、《中途退学者の居場所を確保すること》と、《高卒資格取得を支援すること》は非常に重要です。こうした若者が一人ひとり、主体的な進路選択をすること、周りのサポートは必要不可欠です。

 

*セカンドチャンスの創設*

《学びなおし》を応援する無料学習支援事業

『リファインド』

 

今の日本の社会では、中退等を選択した若者のように、立ち止まったり歩む方向を変えた若者のセカンドチャンスがあまりにも少なく、次の舞台で輝く準備ができずに、なかなか前を向くことができません。

そこで、今回、私たちNPO法人キッズドアが、中途退学をしてしまった方などの《学びなおし》を応援する無料学習支援事業『リファインド』を、東京都教育庁と連携し実施していくこととなりました。

本来あるべきセカンドチャンスをつかむことができず、漠然とした不安を抱える高校生が、足を運びたくなる・学びたくなる居場所づくりをおこなっていきます。

【概要】
■日時:火・水・木・土・日曜日 15:00-20:30
■場所:キッズドア ラーニング・ラボYOTSUYA
■対象:
・通信制高校や定時制高校に通っている高校生
・高校卒業程度認定試験合格をめざす方
・現役高校生で通学に不安を感じている方

■内容:
・個別指導会
マンツーマンで生徒の学習をサポート
・自由学習会
チューターがいる中で生徒が自習を行います
・高卒認定試験直前対策講座
高卒認定試験対策をマンツーマンで実施(7月・10月のみ)

☆このほかにも英語の資格試験対策や、
企業や他団体と連携した、IT教室、キャリア教育支援なども並行し、
随時実施していきます。

※1:平成27年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査(文部科学省)
※2:平成23年度若者の意識に関する調査(高等学校中途退学者の意識に関する調査)(内閣府)
※3:平成25年度若年者雇用実態調査(厚生労働省)