日本では7人に1人の子どもが、貧困に苦しんでいるという現実があります。
家庭に経済的な余裕がないために、
進学を、自分の生きたい未来をあきらめてしまう子どもたちがいます。
そんな彼らが、夢をあきらめずに生き抜くために
進路が決定する前段階の小学生、中学生時代の彼らに寄り添い、
実際に学力や生きる力を身につけ、希望の進路へ導くのが
「学習支援コーディネーター」です。
まず、低所得者家庭の子どもたちは、どういう環境で生き、どういう子どもたちなのかを知ることが重要です。
彼らは、一見、全く普通の子どもたちとは全く同じです。
《学習支援》だからといって、塾や家庭教師のように勉強を教え、成績を上げればいいわけではありません。
子どもに寄り添い、些細な部分で現れる発言や行動を理解しながら接し、
勉強を教えたり、人生の先輩として、信頼できる人間のひとりとして支えるのが、
「学習支援コーディネーター」です。
キッズドアは2010年より、いち早く無料の学習支援に取り組み、
約3000人の子どもたちを希望の進路へ導いてきました。
しかし、現在の日本には、貧困状態の子どもが7人に1人、約280万人も存在します。
彼らを理解し、伴走できる担い手を、もっともっと増やしていくことが重要だと考えています。
*コーディネーター・コース
【プログラム】
1.日本の子どもの貧困問題の現状を知る
・子どもの貧困データ、貧困家庭の年収、低所得者家庭の子どもの生活の様子、進学率・就職率
・世界との比較 ・国の政策 など2.子どもたちの抱える問題
・不登校 ・発達障害 ・自己肯定感の低い子 ・家庭問題・家族問題
・これらの子どもたちに対する学校の対応 ・さまざまな対応例 など3.子どもとの接し方と効果的な学習支援
・困窮状態の子どもの特徴 ・適切な接し方、間違った接し方
・学習支援計画の立て方 ・効果的な学習支援方法など4.現場実習
5.実習報告会