生活困窮家庭の子ども達に無料の学習支援をすることが、
“子どもの貧困”という社会課題を解決する手法として、
どのようなソーシャルインパクトを創出しているのか?
日本で暮らすこどもの13.9%、7人に1人が貧困に陥っており、特に、ひとり親世帯の貧困率は50.8%と厳しい状況です。
また最近は、ひとり親世帯だけでなく、ふたり親世帯でも子どもの貧困が悪化している現状があります。
▼子供の貧困、ふたり親世帯で悪化 有識者会議で報告
https://www.kyobun.co.jp/news/20190513_04/
こうした世帯で暮らすこども達は、衣食住に加え、学習機会や様々な経験の不足にもつながり、格差が拡大しています。
●子どもの貧困解決のために東京都、宮城県で62拠点で学習支援
NPO法人キッズドアは2007年より日本の子ども達における社会課題の解決のために、東京都、宮城県で62拠点の学習支援を行っています。
各自治体においても「学習支援」を任意事業として位置づけ全国で「無料学習会」等の運営が広がっています。
しかしこのような取り組みに対して定量的なエビデンスを用いた効果の検証があまりなされていません。
●学習支援の手法・効果について専門機関による考察
キッズドアでは東京都内で行う学習支援を都市型、宮城県で行う学習支援を地方型として捉え、それぞれの学習支援の手法や効果について、第三者の専門機関による調査分析ならびに有識者による考察を行いました。
こうした調査は、学習支援の効果を正確に判断することができ、支援を数値の上から見直すことで、更に必要なものが見えてくると考えます。
今回の調査報告会は、民間企業のCSR・広報・経営企画等ご担当者様、自治体のご担当者様限定で開催いたします。
—報告会概要—
◆日時:2019年6月11日(火)15:00~17:00 (開場14:30)
◆場所:株式会社内田洋行 新川本社ビル ユビキタス協創広場CANVAS 2F (東京都中央区新川2-4-7)
◆対象:民間企業のCSR・広報・経営企画等役員様・ご担当者様、自治体のご担当者様
※NPOの方、一般の方(学生含む)のご参加はご遠慮いただいております、予めご了承ください
◆定員:100名(先着順)
※受付時にお名刺を1枚ご提出ください
◆参加費:無料
◆主催:NPO法人キッズドア
◆協力:株式会社内田洋行
◆詳細・お申込み
http://ptix.at/ip113e
【当日のプログラム(予定)】
■政府としての子どもの貧困対策について
井関大洋 氏/内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付、参事官(子どもの貧困対策担当)、 参事官補佐
■子どもの貧困の現状について・調査概要の報告
渡辺由美子/NPO法人キッズドア理事長
■「無料学習会」のソーシャルインパクトについて
落合千華/ケイスリー株式会社COO兼取締役
■質疑応答
【登壇者プロフィール】
・井関大洋
内閣府政策統括官(共生社会政策担当)付、参事官(子どもの貧困対策担当)付、参事官補佐
・落合千華 ケイスリー株式会社COO兼取締役
慶應義塾大学大学院工学修士修了後、外資メーカーR&D、経営コンサルタントを経て、2015年より慶應義塾大学SFC研究所に研究員として参画。2016年よりケイスリー株式会社参画。
慶應義塾大学政策・メディア研究科研究員、London School of Economics and Political Science Executive MSc在籍中。
・渡辺由美子 特定非営利活動法人キッズドア理事長
2009年NPO法人キッズドアを設立。日本の全ての子どもが夢と希望を持てる社会を目指し、低所得家庭やひとり親家庭の子どもたちへの学習支援や体験活動の提供、東日本大震災で被災した子どもたちへの支援や復興人材育成など行っている。
内閣府 子供の貧困対策に関する有識者会議構成員 、全国子どもの貧困・教育支援団体協議会 副代表幹事 、専修大学 非常勤講師 著書「子どもの貧困 未来へつなぐためにできること」(水曜社)
<お問合せ>
NPO法人キッズドア 担当:鎌田、渡辺
TEL:03-5244-9990(平日10-17時)
Mail:event@kidsdoor.net
東京都中央区新川2−1−11八重洲第一パークビル7階