3月7日(木)に生活困窮世帯の高校生の支援についてのシンポジウム「高校世代支援シンポジウム ~キッズドアの実践に見る生活困窮世帯の高校生・高校中退の実態と支援成功のポイント~」を行います。

東京・足立区と宮城県・仙台市の高校生向け居場所のインパクト評価の結果方向を、ケイスリー株式会社の落合先生にお話しいただきます。
そのほか、食事支援から高校中退予防、キャリア支援、大学受験サポートまで様々な高校生支援の実態をお話しさせていだきます。

 

高校生世代支援が作る将来の自立のサポート

日本の子どもの貧困の中で、義務教育終了後の困窮家庭の高校生は、実は非常に厳しい状況にあります。
高校中退は「本人が怠けているから」と思われがちですが、アルバイトに追われ、赤点を取ってしまいやむを合えず中退する子どもたちの姿があります。
また高校を中退してしまうと、社会から離脱してしまい貧困の連鎖から抜け出せなくなってしまいます。

困窮した高校生や高校中退の子どもたちを支援することは非常に重要であることがわかってきましたが、日本全国で高校生世代の支援に取り組んでいるところはあまりありません。

キッズドアはいち早く高校生世代の支援に取り組み、現在は居場所型、塾型、大学受験サポートなど様々な携帯の高校生世代支援事業を行っています。

今年度は、独立行政法人福祉医療機構の助成をいただき、高校生世代支援についてインパクト評価や、横断型の検討会を開催してまいりました。

本事業の成果を報告するシンポジウムを開きます。

大変貴重な機会ですので、年度末のお忙しい時期に恐縮ですが、ぜひご参加ください。

詳細・お申込み
https://www.facebook.com/events/241540020106685/

<プログラム>
□高校生世代の支援について
NPO法人キッズドア 理事長 渡辺由美子

□インパクト評価成果発表
ケイスリー株式会社 最高執行責任者 落合千華

□高校生世代支援の具体例
高校に在籍している生徒への中退予防・キャリア教育・大学等進学のための学習支援、高校中退した若者の高卒認定取得支援・就労支援など、困窮した高校生世代には多様な支援ニーズがあります。NPO法人キッズドアでは2011年4月から困窮世帯の高校生の学習支援を開始し、現在は居場所型支援から大学受験サポートまで幅広い事業を展開しています。
事業担当者より、事業内容や通っている子どもの姿などをお伝えします。

<居場所型支援>
ーReline(東京・足立) 中退予防・キャリア教育
ーRefind(東京・四谷) 高校中退の転学・再入学・高卒認定
ーS-リビング(宮城・仙台)中退予防・キャリア教育・大学受験
<学習支援>
ーガチゼミ(東京・四谷)大学受験

日 時:2019年3月7日(木) 14:00-17:00(開場13:30)
場 所:協働ステーション中央

東京都中央区日本橋小伝馬町5-1 十恩スクエア2F
小伝馬町駅 徒歩3分
定 員:50名
参加費:1000円
主 催:NPO法人キッズドア
助 成:平成30年度 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業

お申込フォーム
http://ur0.biz/Q9Tg

peatixでもお申込みいただけます
https://kd-jhg.peatix.com/

<登壇者プロフィール>
落合千華 ケイスリー株式会社COO兼取締役

慶應義塾大学大学院工学修士修了後、外資メーカーR&D、経営コンサルタントを経て、2015年より慶應義塾大学SFC研究所に研究員として参画。2016年よりケイスリー株式会社参画。 、慶應義塾大学政策・メディア研究科研究員、London School of Economics and Political Science Executive MSc在籍中。

渡辺 由美子  特定非営利活動法人キッズドア理事長
2009年NPO法人キッズドアを設立。日本の全ての子どもが夢と希望を持てる社会を目指し、低所得家庭やひとり親家庭の子どもたちへの学習支援や体験活動の提供、東日本大震災で被災した子どもたちへの支援や復興人材育成など行っている。
内閣府 子供の貧困対策に関する有識者会議構成員 、
全国子どもの貧困・教育支援団体協議会 副代表幹事 、専修大学 非常勤講師
著書「子どもの貧困 未来へつなぐためにできること」(水曜社)