キッズドア教育支援事業部の本吉です!
11月に2週間のドイツでの研修に参加させていただき、ドイツで行われている子どもや若者の地域教育についての制度や現場での実践を学んできました。

研修では、地域教育を管轄している行政や子どもに関わるソーシャルワーカーを育成している大学、子どもの居場所づくりに取り組んでいる民間団体などを訪問し、お話を伺いました。

ドイツ側で研修に参加された方たちとの意見交換会の様子

 
ドイツの地域教育の中で、特に印象に残っているのはリソース志向という考え方です。
リソース志向とはその人の持っているリソース(資源や資質など)に着目して、できること、これからできるようになることを探し、サポートをしていくことです。日本のカウンセリングの世界では、解決志向と言われています。

訪問させていただいた小学校の教室。この小学校は保育士が学校に入って、朝、昼休み、放課後、長期休暇中に子ども達のケアを行っています。
 
私は以前から、もっと社会に子どもの得意なことや好きなことを伸ばせる環境が必要なのではないかと考えていました。

日本の教育では、一定水準以上の学力を身につけさせるために、苦手なことをいかに克服させるかという考え方に偏りがちです。しかし、子どもに関わる大人たちが、子どもの「好きなこと」や「できること」に注目して働きかけることもとても重要なことだと思います。

研修最後の成果発表会でのプレゼンの様子

子ども達が伸び伸びと自分を成長させられる環境を作っていきたいと思います。
研修で関わってくださった皆さん、どうもありがとうございました!!