▼子どもの「相対的貧困」 食い止めるには
(NHKハートネット 2019年05月16日)
平成の30年間を通して格差が広がり、貧困が固定化するなか、今、7人に1人の子どもが「相対的貧困」の状態にあると言われています。貧困の社会的連鎖を食い止めるには、どうすればよいのでしょうか?貧困の連鎖を食い止めようとする取り組みから、問題解決に何が求められるのかを考えます。
貧困の社会的連鎖 その背景
食べるものにも事欠くような絶対的貧困とは異なり、一見すると分かりにくい相対的貧困。そのため、多くの子どもたちが豊かに生活できるようになるなかで見過ごされてきました。相対的貧困によって教育の機会を制約される子どもたちがいるという状況を放置してしまうことで懸念されるのが、「貧困の社会的連鎖」です。
「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークの世話人でもある沖縄大学教授の山野良一さんは、貧しさは自己責任によるものではなく、そこには社会的な構造の要因があることを説明します。・・・・・