1 調査研究の目的
生活保護世帯出身の大学生等の進学に関する状況や現在の生活状況を調査・研究することにより、生活保護世帯の子供の大学等への進学を含めた自立支援を検討する上で、必要な基礎資料を得ることを目的とする。

2 調査対象者
生活保護世帯出身で、平成29年4月1日時点で、大学・短期大学・専修学校・各種学校に在籍している者のうち、生活保護世帯と同居している者
【調査対象者数 4,445件(うち回収数 2,025件)】

3 委託事業者
 株式会社インテージリサーチ

<調査・研究結果のポイント>
◆進学までの状況

・生活保護世帯出身の大学生等の約60%が、高校2年生までに大学等への進学を考え始めている。
・主な進路相談者については、親が約65%と最も多く、次いで、学校の先生が約42%
・塾や予備校、通信教育を利用して、受験勉強した生徒は約11%

◆進学後の生活状況
・生活保護世帯出身の大学生等は、JASSO調査と比べて収入に占める奨学金とアルバイト収入の割合が高い。
・出身者の奨学金を利用している割合(約87%)は、JASSO調査(約49%)と比べて高い。

注)本調査は、大学、短期大学、専修学校、各種学校の自宅生を対象としているが、今回参考としている、日本学生支援機構「平成28年度学生生活調査」(JASSO調査) の値は、自宅生と自宅外生を含めた大学昼間部の学生の平均値のため、単純な比較はできない。

詳細↓↓
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212751.html